◎夏祭浪花鑑
夏祭浪花鑑(なつまつり なにわ かがみ)は、人形浄瑠璃および歌舞伎狂言の題名。延享2年7月(1745年8月)に大坂竹本座で初演。作者並木千柳・三好松洛・竹田小出雲。初演後間もなく歌舞伎化され、人気演目となった。 物語は元禄11年 (1698) 冬、大坂長町裏(現在の大阪市中央区日本橋)で起きた魚屋による殺人事件を題材にしている。 団七は、幼い時浮浪児だったのを三河屋義平次に拾われ、娘のお梶と所帯を持ち一子をもうけ泉州堺で棒手振り(行商)の魚屋となっている。元来義侠心が強く、名も団七九郎兵衛と名乗り老侠客釣船三婦らとつきあっている。団七は恩人である泉州浜田家家臣玉島兵太夫の息子磯之丞の危難を救うため、悪人大鳥佐賀右衛門の中間を誤って死なせてしまい入牢する。だが、兵太夫の尽力で釈放され、罪一等を減じられ堺からの所払いとなった。